マスターおじゃまします

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大河原真光さん(成田屋店主)

大島最南端の地区、波浮で半世紀以上続いているごはん屋さん「成田屋」さんへ突撃。80歳を過ぎた今も現役で毎日お店に立ち続ける「お父さん」大河原真光さんにお話を伺いました(2017年3月現在)。

とてもお元気ですね!

これから嫁さんもらわなきゃ。(奥様が横で苦笑)

お父さんは、今は出前も担当しているそうですが、どこまで届けるのですか?

間伏(まぶし)※までなら、ラーメン1杯から届けます。(※まぶし:波浮から約5km離れた集落)

ラーメン1杯から!一人暮らしのお年寄りにも喜ばれるでしょうね。

盆暮れに島に帰ってきて家族がそろうと、成田屋で出前取るか、ということになる。配達をしに行くと、離れて暮らす子どもから「親をよろしくお願いします」と言われるんです。

お店をやっていく上で大切にしていることは何でしょう?

お客さんの言うことを何でも聞く。そういう根性を忘れちゃだめ。とにかく「バカ」になること。昔から人が休んでいる時に苦労をしてきました。

【KJメモ】-漫才や落語が好きという店主の話はとても面白く、そして実際に苦労を積んできた方だからこその説得力がある。いつも楽することばかり考えてしまう自分は、もっと「バカ」にならなくては。自分も「人が休んでいる時に苦労をする」ために、まずは休んでおくことにする。

Data

『成田屋』
東京都大島町波浮港17
TEL:04992-4-0005
営業時間:11:00~20:30
定休日:木曜

こだわりの自家製麺や各種定食はどれもおいしく、ボリュームも満点。手仕込みの焼き鳥で一杯飲むのもいい。

※フリーペーパー「12class」第24号掲載記事より

KJ writer
KJ
 

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