御神火マッチ
お土産にいかが?
元町のくぼいちさんで見つけたなんとも可愛らしくてレトロチックで味わい深~いマッチ。その名も『御神火マッチ』。取材でくぼいちさんを訪れた日はちょうどアンコさんの写真展「ラストアンコ」が開催されていました(展示は既に終了)。この写真展の主催で、今回のマッチを制作した滝町昌寛さんと親交のあるイラストレーターの柳瀬忠彦さんとのお話を通じて知った御神火マッチのことをご紹介します。
御神火マッチは伊豆大島をこよなく愛す、京都在住の滝町昌寛氏が制作したものです。伊豆大島の風俗や動植物など、伊豆大島に関わりのあるモノが独特のタッチで描かれています。また本人の性格とも相まって自由奔放に描いている様子が見る人に痛快な印象を与えてくれます。
どこか懐かしい一品で、お値段もお手ごろ、お土産にも最適だと思います。コレクター心をくすぐる一品にもなるのではないでしょうか。
この見るからに個性的なイラストは島内でも口コミ等で話題になり、飲食店や宿泊施設等、観光サービス業を中心に各事業者が自分のお店のオリジナルマッチにと滝町氏に依頼し制作するケースが生まれています。
将来的には、このマッチを集めることがひとつの目的として、島内の御神火マッチ設置店舗を巡る観光客も現れるのではないでしょうか。そこでしか手にすることのできないマッチなので、旅の思い出にもリンクするお土産になることでしょう。
実際、私がはじめて目にしたときもとにかく斬新で、面白いって思いました。いろんなバージョンを見てみたいと単純に思いました。コレクションしたくなる気持ちもとてもよくわかります!
ラストアンコ展を開催していた柳瀬さんは伊豆大島出身。今は阿佐ヶ谷を拠点にイラストレーターとしてご活躍中です。展示されていたあんこさんの写真は昭和10年前後の貴重なものが多く、その展示数にただただ圧倒。伊豆大島の忘れられつつある記憶を呼び覚ます素敵な展示でした。今後も伊豆大島の隠れたネタを掘り起こし、紹介していきたいとお話されており、今後のくぼいちさん、柳瀬さんにも注目です。
Data
『くぼいち』
東京都大島町元町2-3-8
TEL:04992-2-1036
くぼいちさんの店舗内に併設されている『街角ふれあい館』は大島の歴史を物語る貴重な写真をはじめとした展示物が展示され、休憩所として開放されています。地元の方も集う場所なので、是非お立ち寄りください。