夏ゼミ2016活動報告

Category Event

NATSUZEMIとは?

皆さん、こんにちは!
NATSUZEMI2016代表の日野と申します。

まずは、NATSUZEMIのご紹介をさせていただきます。NATSUZEMIは日本大学岩田研究室の学生が中心となって運営する建築学生団体です。
活動の主体は学生で、教員はあくまでサポーターとしてアドバイスを頂いております。

“学生たちにもっと大学の外に目を向けて欲しい”

という共通の想いを持った同世代の教員が夏にワークショップ合宿を企画したことがはじまりで、夏の特別ゼミナールだから「夏ゼミ」。2010年に4大学でスタートした夏ゼミも、回を重ねながら参加大学を増やし、様々なゲストにも参加していただきながら、新たな試みにチャレンジしてきました。

2012年からは活動の場を伊豆大島に移し、島の人々との絆を深めながらモノづくりを通した地域貢献に取り組んでいます。2016年の夏、伊豆大島では5回目となるワークショップを開催させていただきました。

岡田港界隈の魅力再見

今年は100年以上前から岡田のコミュニティに根付いて存在してきたH邸を、Natsuzemiと島民が交わる展示空間にしました。展示した写真はおよそ250枚。複数の島民の方からたくさんの興味深いお話と共に提供していただいたものであり、訪れた方も昔を懐かしみながらお話してくれました。また、日本大学岩田研究室を軸に構想中のH邸をはじめとした改修案をプレゼンテーションボードや模型で展示することにより、島民にプロジェクトを知ってもらうと共に、Natsuzemiの今後の活動につなげていけるような意見などを頂くことができました。

H邸のほかに八幡神社境内においてもワークショップを実施しました。ひとつは飲食ブースです。“イドバタランチ”という名のランチブースを設営しました。ランチブースはkichiさんのお料理部門であるつばきッチンの古屋シェフによる伊豆大島の食材を使ったメニュー。訪れた方はもちろん、僕たち夏ゼミメンバーも美味しく頂きました。もうひとつは、“アトリエNATSUZEMI”という名のものづくりブース。古材を利用したコースターなどを記念品として制作できるブースを設営して、島のこども達を中心に参加していただきました。

まちに点在するワークショップ

企画ごとに分けて八幡神社境内とH邸の二箇所でワークショップを行うとともに、八幡神社とH邸を結ぶ道に提灯や風鈴、のぼりなどの装飾を施すことにより、会場間を行き来する人のにぎわいが生まれました。

今後について

今後はH邸の改修案をベースに実際に改修作業に入れればと考えております。それには法規制をはじめとした様々なハードルを乗り越えなくてはなりません。引き続き、継続プロジェクトとして後輩たちに引き継いでいくとともに、僕も何らかの形で関わっていきたいと考えております。

理想は、H邸のリノベーションを起点に、岡田港界隈のまちづくりにつなげられたらと考えております。引き続き、皆さんと一緒に考え、取り組んで行ければと思います。

Data

『NATSUZEMI』
facebookページ

多大学合同ワークショップ団体。伊豆大島を拠点とし、地域と密着したワークショップを展開。

Kazuki Hino writer(Guest)
Kazuki Hino

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