2012年に伊豆大島でワークショップを開始して以来、今回で8年目となる建築学生を中心とした団体『NATSUZEMI』。

今年は観光協会の屋上『潮風のテラス』に幻想的な空間をつくります。
日程は8月21日（水）より現地にて制作作業を開始し、8月25日（日）に公開イベントを実施します。

NATSUZEMIが手がけた空間はその後、潮風のテラス実施期間中利用できますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか？

さて、まずはNATSUZEMIについてご紹介します。
NATSUZEMIは、建築学生を中心に複数の大学が集い地域への介入を図る団体です。

“学生たちにもっと大学の外に目を向けて欲しい”

という共通の想いを持った同世代の教員が夏にワークショップ合宿を企画したことが始まりで、夏の特別セミナーを略して「NATSUZEMI」と命名、２０１０年に４つの大学合同でスタートしました。それから回を重ねるごとに参加大学を増やし、毎回新たな試みにチャレンジしてきました。

２０１２年からは活動の場を伊豆大島に移し、島の人々との絆を深めながら、ものづくりを通した地域貢献に取り組んでいます。

今年の舞台は『潮風のテラス』。

『潮風のテラス』は大島観光協会屋上のテラスにテーブルとイスを設置して、飲食を楽しめるスペースとして2018年より解放されています。2019年は7月13日（土）～9月23日（月・祝）まで開催（基本的に金・土・祝前日開催）。目の前には海が広がり、夕日や星空など美しい景色が楽しめる絶景スポットです。

そんなスペースにNATSUZEMIがさらに楽しく、幻想的に過ごせる仕掛けをつくります。

今回のプロジェクトを実施するにあたって6月上旬に参加学生が集まり、潮風のテラスに設置する造作について、各グループより企画案のプレゼンテーションを実施、その中から皆んなで意見を交わしながら検討したところ、パイプを使ったプランで進めていくことに決定しました。

さらにそこから、実現可能性や完成度そして安全性を高めるべく、これまで試行錯誤を続けながら、幹部の学生さんを中心に伊豆大島にも何度も足を運び、現場の視察や関係者へのご挨拶など、様々な調整を重ねながら準備してきました。

そして、最終段階としてNATSUZEMIの皆さんは、8月21日より伊豆大島に来島し、大島観光協会斜向かいの駐車場を作業場所として借用し、8月25日の公開に向けて制作作業を行います。作業は９時から１６時まで。学生さんたちは皆さまとの出会いや交流をとても楽しみにしています。ぜひ、お気軽にお声がけください！

というわけで、今年はどのような作品が出来上がるのか、今からとても楽しみですね！
最後に、NATSUZEMIの学生さんたちが制作したポスターをご紹介します。是非、お誘い合わせて潮風のテラスへお出かけください。

『NATSUZEMI』
facebookページ

多大学合同ワークショップ団体。伊豆大島を拠点とし、地域と密着したワークショップを展開。

writer
Tsutomu Chiba