NATSUZEMI 2018 活動報告

Category Event

NATSUZEMIとは?

皆さんこんにちは!

我々はNATSUZEMIという活動をやらせて頂いている学生団体です。
NATSUZEMIとは、建築学生を中心に複数の大学が集い地域への介入を図る団体です。
現在、日本大学岩田研究室が中心となり5大学で活動を行なっております。

“学生たちにもっと大学の外に目を向けて欲しい”

という共通の想いを持った同世代の教員が夏にワークショップ合宿を企画したことが始まりで、夏の特別セミナーを略し「NATSUZEMI」と命名されました。

2010年に4大学でスタートしたNATSUZEMIも、回を重ねながら参加大学を増やし、新たな試みにチャレンジしてきました。
2012年からは活動の場を伊豆大島に移し、島の人々との絆を深めながらものづくりを通した地域貢献に取り組んでいます。

今年2018年の夏は、一度縮小したNATSUZEMIを拡大すべく、新たなメンバーで出来ることを模索し、伊豆大島にて6度目のワークショップを開催させて頂きました。
NATSUZEMI2018代表の渡邉が今年の活動を報告させていただきます。

我々が魅せる大島の魅力“is大島プロジェクト”

今年は、大島の玄関口であり観光の一拠点でもある岡田港そばの日の出浜にて、来訪者とNATSUZEMIが関わり合いながらものづくりに触れるイベントを9月8日に開催いたしました。
「大島の魅力を再確認する」という目的を建築学生ならではの視点で表現して行きました。

アートブース、ものづくりブース、島の風景を写し込むオブジェ“グランドコーラル”ブースの3つに分けられました。
アートブースでは透明のアクリル板の栞に絵をトレースし、風景にかざすと描いた絵が浮き上がるワークショップ、布に描かれた大木に手のひらで大島の名産椿の花を描いていくハンドペイントワークショップ、ものづくりではグランドコーラル作成時に出た木材の端材を使用して黒板を製作するワークショップが行われました。

グランドコーラルは、陸(グランド)に現れた珊瑚(コーラル)をイメージして作成されました。中が空洞のブロックを組み合わせた形のオブジェで、外側内側共に無数に鏡が設置されブロックの中を覗くとその場所から見えるはずのない、不思議な日の出浜の景色が見えてきます。
観光客や伊豆大島の方々に参加していただき、島をコンセプトとしたものづくりに触れていただきました。

また会場に来て頂いた方々に、より島を知っていただきながら日の出浜を楽しんで頂けるように魚と波紋をかたどったマスキングテープによる会場の装飾、様々な島の景色を写した写真の展示、海の定番かき氷の販売、また各ブースを回るスタンプラリーを行いました。NATSUZEMIメンバーと観光客の方がマスキングテープを使って一緒に魚を描いていく様子や島民の方が会場までの道のりを写真を見ながら来る様子が見られました。

今後について

島民との関わりを深めた今年の活動を生かし、NATSUZEMIと皆さんで一緒により良い大島を目指せるよう来年以降もさらに規模を拡大して行きながら地域貢献に取り組んでいきたいと考えております。

Data

『NATSUZEMI』
facebookページ

多大学合同ワークショップ団体。伊豆大島を拠点とし、地域と密着したワークショップを展開。

Kazuki Hino writer(Guest)
Kentaro Watanabe

  • このエントリーをはてなブックマークに追加