大島イイもの展-自然と向き合いよりそう島のくらし-を開催します

四季のある日本。海や山、豊かな自然のある日本。

東京の島、伊豆大島は自然溢れる豊かな島。
活火山の大地が織り成す雄大な景観や全島いたるところに咲くやぶ椿、
そして、滋味溢れる食材や独特な文化・風習が残る伊豆諸島最大の島。

自然によりそう島での暮らしは、時間と手間をかけて生み出す生活。
じっくりと感じられる時間、手間、面倒を楽しむ。

自然を身近に感じ、自然と向き合い、自然の恵みを頂き、感謝し、厳しさを知る。
わたしたちに喜怒哀楽があるように自然には四季がある。
四季の表情の豊かさが、人生の豊かさに比例すると思えるのだ。

それが伊豆大島にはある。

※本イベントは終了しました。開催レポートはこちらをご覧ください

時代を経て伝えられてきたものや、土地の暮らしに利用され、根づいてきたもの、その土地の未来を予感させるもの...

伊豆大島でつくられたものや、伊豆大島にゆかりのある作品を集め、それらをつくり上げたつくり手のストーリーとともに展示します。
食したり、匂いをかいだり、音を聴いたり、五感で楽しんでみてください。
伊豆大島のくらしを島の人たちから伝えるトークもあります。

また、平成25年10月に発生した台風26号による土砂災害により多くの方の尊い命や財産が奪われました。そんな中、災害を乗り越えて力強く復興に向かって取り組む方やそれを支える多くの方が繫がり、ネットワークが生まれ、様々な活動や作品が生まれています。今回は多くの方々に災害を伝えるべく語り部として活動されている清水勝子さんのお話を中心に、災害を機に島内外の人々がつながりうまれた作品を展示することで、人と人とがつながり後世へと伝えていくことの大切さ、共につくり上げることの大切さについても伝えていきたいと考えています。


イベント内容

【展示】
大島イイもの(特産品など)

13:00~20:00 観覧無料

大島イイものでは、伊豆大島の特産品や、島の風景や特産品を写真や文章で伝えるパネルの展示、そして、大島の海と山の音を収めた音響作品を流すなど、五感に響く大島イイものを展示します。


ただいまの場所-島の家族(写真家 佐久間ナオヒトによる写真展)

写真展「ただいまの場所-島の家族」では、島内に在住する30代の家族を写すことで、今の島の若者像を伝えるとともに、彼らに島の生活の中で思うことや島の未来についてインタビューした内容も展示します。

佐久間ナオヒト

1975年生まれ、東京都出身。2006年、ひび写真事務所を設立。人物撮影を中心に幅広く活動中。2015年、初写真集「DaydreamBeliever」を出版。被写体となる娘の成長にあわせ展示内容を変えた同名個展をエプサイト、アーバンリサーチKYOTOで開催。


災害を乗り越え、つながる(アーティストやクリエーターによる復興支援作品の展示)

「椿」の花は島の人々にとっては大切な生活の木。椿の木を多く失ったホテル椿園の敷地にかろうじて残って咲く椿の花を使った作品が出来ないだろうか...
アーティストの佐々木久枝さんは2013年10月16日未明に発生した台風26号集中豪雨による土砂災害で被災したホテル椿園の敷地に残っていた椿の花を摘み取り、椿の花と書を組み合わせた作品を制作しました。そして、制作された作品は写真に収められポストカードに。復興支援として販売されました。

佐々木久枝

書花アーティスト。2008年から書と生花を組み合わせた作品を着想。以降、作品を制作・発表している。


伊豆大島に何度も訪れていたイラストレーターの青木賢吾さんは発砲スチロールを素材に使ったイラストレーションが特徴で、そのオリジナリティの高さには定評があります。そんな青木さんのイラストレーションを使って土砂災害復興支援の一環としてカレンダーが制作されました。

青木賢吾

1982年東京生まれ。法政大学法学部卒業。パレットクラブスクール/絵本コース 卒業。コム イラストレーターズ.スタジオ(安西水丸塾) 受講。2011年よりイラストレーションを中心に活動開始。


【創作島料理】
“つばきッチン”による島の旬な食材を使ったお料理

17:30~20:00 要事前申込、先着20名(参加費1,200円、1drink付)

“つばきッチン”は、食と地域をデザインで繋ぐプロジェクト。地元生産者とつながり、こだわりや思いを島の食材を使ったオリジナル料理を提供することでお伝えします。
お申込は、お名前、人数、連絡先を明記の上、下記までお申し込みください。
【お申込み】mail@to-on.info(締切2月3日まで)

【トーク】
①「あの日 10.16」ゲスト:清水勝子(語り部)

15:00~15:30 参加無料

伊豆大島にて平成25年10月に発生した台風26号による土砂災害。当時の体験を語り継ぐホテル椿園の女将、清水勝子さん。災害を乗り越えて得られた貴重なお話をお聞きします。

清水勝子

大島町元町出身。台風26号による土砂災害にてホテル椿園を失うも、その体験を多くの人に伝えるべく“語り部”として精力的に活動中。


②「創作活動と島ぐらし」ゲスト:キム・スンヨン(映像作家)×高野徹(映画監督)

18:15~19:00 参加無料

伊豆大島在住の映像作家キム・スンヨン、伊豆大島を舞台とした映画「島の女たち」監督 高野徹。二人のゲストが映像を通して見た伊豆大島のくらしの魅力や今後について、お話をお聞きします。

キム・スンヨン

バックパッカーの経験から海外を扱ったドキュメンタリーを多く制作。
主な作品に「TIBET TIBET」「雲南COLORFREE」など。
伊豆大島在住。


高野徹

1988年生まれ。商業映画やテレビドラマの助監督を経て、昨年、伊豆大島が舞台の長編映画「島の女たち(仮)」を監督。


【ワークショップ】
椿彫りあんこ人形ストラップをつくろう!

13:00~15:00 当日随時受付、先着20名(参加費300円)

大島ではお姉さんを親しみを込めて「あんこさん」と呼びます。そのあんこさんを椿彫りしたミニあんこ人形にペインティングして、自分だけのオリジナルストラップを作りましょう!

会場構成について

会場構成は2012年に日本大学、首都大学東京、昭和女子大学、東京都市大学、大阪工業大学、武庫川女子大学の有志の建築系学生からなるユニット「夏ゼミ」の代表を務めた阿部雄介さんとサポートとして同じく「夏ゼミ」出身の杉本渉さんが担当。
「夏ゼミ」は2012年のプロジェクトとして伊豆大島を選択。候補地となったホテル椿園内の椿亭のリノベーション計画、開催イベントの企画等を地元の方々と詰めながら進めました。彼らがリノベーションを手がけた椿亭は残念ながら平成25年10月の台風26号による土砂災害により消失しました。


阿部雄介

1989年生まれ。
大学で建築を学び、現在は地域の文化空間事業に従事。


杉本渉

1988年生まれ。
大学では建築・都市デザインについて学び、現在は設計事務所に勤務。


会場アクセス

アーツ千代田3331内ラウンジ

住所:
〒101-0021東京都千代田区外神田6丁目11-14


アクセス:
東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分
東京メトロ千代田線湯島駅6番出口より徒歩3分
都営大江戸線上野御徒町駅A1番出口より徒歩6分
JR御徒町駅南口より徒歩7分
JR秋葉原駅電気街口より徒歩8分

〔主催〕東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、NPO法人kichi
※上記の予定は予告なしに変更する事があります

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